紫外線が肌を痛めるメカニズム
過剰な紫外線がしわ・小じわ、たるみ・肌荒れの大きな原因となっています。
わずか三分間太陽光を浴びるだけで、コラーゲンやエラスチンなど真皮の組織成分が変性してしまうのです。
変性してしまった皮膚の細胞構造は、ダメージが少しずつ蓄積して元の状態に復元することは不可能となります。
それでは皮膚が紫外線にさらされると体内ではどのような変化が起きているのでしょうか?
紫外線が皮膚にあたるとまず第一にメラニン色素や血液の赤い色素(ヘモグロビン)に吸収され、そこで発熱して色素周囲の細胞がやけどした状態になります。
次にヘモグロビンそのものが発熱して、毛細血管もやけどした状態になります。毛細血管は皮膚の表面に酸素や栄養を供給するという重要な機能を果たしているものです。その毛細血管がやけど状態になるわけですが、これが一般的に「日焼け」と言われるものです。
紫外線がさらに奥へと進むとヒドロキシラジカルが大量に発生するのですが、このヒドロキシラジカルは最も有害とされる活性酵素です。
ヒドロキシラジカルが発生すると細胞自体が変化し始めます。
ヒドロキシラジカルはコラゲナーゼという酵素を多く作り出し、肌の弾力を保つたんぱく質コラーゲンを細かく破壊する破壊していきます。
これが深いシワが刻まれる大きな原因です。
また、紫外線はメラニンをつくり出す遺伝子に傷をつける作用をおよぼします。肌の老化現象の一つである「シミ」は、これが原因とされています。
このような紫外線による細胞の変異によって免疫力が低下すると、ウイルスに感染しやすくなったり、腫瘍が出来やすくなるなどの危険を招くことになります。